ジョルジュ・ルオー
Georges Rouault 1871〜1958
フランス生まれ。ステンド・グラス職人の従弟となる。装飾美術学校、ついでエコール・デ・ボザールでギュスターヴ・モローに師事。1903年頃から道化、娼婦、富者と貧者、裁判官、風景等の主題を青の色調と黒の輪郭線の荒々しい筆致で描く。フォーヴの一員として名を連ねているが、本質的には相容れない資質を持つ。常に宗教的な感情がにじみ出て、その主題はキリストへ収斂していった。'14年以降ヴォラールと契約し、版画を多数製作。